聖マリアンナ医科大学小児科学教室の小児科医は、聖マリアンナ医科大学病院の他、
関連施設である聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院、川崎市立多摩病院などにおいても親と子にやさしい医療を提供しています。
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院は地域医療支援病院です。小児科に関してはあらゆる急性疾患への対応ならびに腫瘍性疾患を除いた慢性疾患の診断・治療に従事。3次救命救急病院に指定され、横浜市の2次救急輪番病院への参加、そして在宅重症心身障害児のメディカルショートステイの協力機関病院としても役割を担っています。
入院病棟は、「こどもセンター」として、こどもの権利を守り、健康状態を保持・増進する医療を目指すと同時にご家族の相談相手として診療にあたるように努めています。関係する診療科は、小児内科を中心に小児外科、耳鼻咽喉科、眼科、脳外科、整形外科、皮膚科、形成外科などがありますが、従来の診療科の枠を超え、各科の専門性を加えてチーム医療を行うことにより質の高い診療を目指しています。
また、新生児医療に関しては、神奈川県の周産期医療施設の基幹病院としてあらゆる新生児疾患の診断・治療に従事しています。
日本小児科学会の小児科専門医研修施設として、これまでに数多くの研修医が専門医を取得してきました。さらに、大学の教育機関として初期臨床研修医およびstudent doctorの臨床研修・実習の指導を行っています。
川崎市立多摩病院は、平成18年2月に川崎市北部地域の「急性期医療」「救急医療」「災害時医療」を担う市立病院として開院しました。聖マリアンナ医科大学が指定管理者のもと運営する公設民営の自治体病院で、新しい形の「市民のための病院」であることを目標にしています。
平成23年3月からは川崎市で2番目の地域医療支援病院に承認され、地域の医療機関から多くの患者様をご紹介いただいています。小児科に関しては2次救急病院として年間800台を超える救急車の受け入れを行っており、幅広い領域の疾患に対応。特に小児神経疾患・てんかんにおいては、複数の専門医が常勤しているため、中核病院として神奈川県外からも多数のご紹介をいただいています。今後も地域医療支援病院としての役割を果たしつつ、高度な専門医療の提供を行っていきます。
日本小児科学会や日本プライマリケア連合学会の専門医研修施設として、これまでに数多くの研修医が専門医を取得してきました。また大学の教育機関として初期臨床研修医およびstudent doctorの臨床研修・実習の指導を行っています。