Common diseaseも多数経験。
学生・初期研修医への教育に参加。
大学病院であっても高度専門診療だけでなく地域の中核病院として、気管支炎や喘息発作、胃腸炎、川崎病などのいわゆるCommon diseaseも数多く経験できます。そうした中で感染症グループからは抗菌薬の適切な使い方を、神経グループからは熱性けいれんの評価などを、専門グループ指導医のもとで小児科一般診療全般をカバーした指導を受けることが可能です。
また学生や初期研修医が数多くいるため、専攻医も指導医とともに教育に携わります。人に教え、指導するには、教える側の深い理解と幅のある知識が欠かせません。そうした緊張感と使命感を持つ良い機会があることも、大学病院で研修を行うメリットの一つです。
小児科専門医申請に必須となった論文執筆の
指導を受けることができる。
新小児科専門医制度では、専門医申請に当たって論文執筆の経験が必須条件となりました。正直、多くの臨床経験を積みながらの論文執筆は大変な作業です。さらに論文執筆には、ノウハウがいるため、論文執筆経験者からのアドバイスが欠かせません。大学病院には、論文執筆の経験が豊富な臨床医が多数在籍しています。論文執筆を視野に入れた研修を行うことで、早い時期から専門医申請に備えることが可能となります。
研修施設がすべて近隣にある。
研修施設は基幹施設である聖マリアンナ医科大学病院(川崎市宮前区)だけでなく、より多くのCommon diseaseを経験できる川崎市立多摩病院(川崎市多摩区)、NICUを中心とした小児センターを有する聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(横浜市旭区)という連携施設があり、それぞれで違った多彩な臨床経験を積むことが可能となります。いずれも、横浜市、川崎市に集中しており、異動に伴う転居が不要。都心まで短時間で行くことができるため、研究会やセミナーに参加しやすく、プライベートも充実させやすい環境です。病院近くに住む場合でも家賃は高くなく、車通勤も可能です。
小児画像診断についての教育機会がある。
聖マリアンナ医科大学病院では、毎週水曜日に小児科、新生児科、小児外科、放射線科のメンバーが集まっての放射線カンファレンスを開催しています。単純レントゲン写真、超音波写真、CT、MRIを含めた画像診断について、実際の症例経過とともに知識を習得することができます。
1人ひとりに合わせたキャリア形成・柔軟な労働環境。
研修、就職に際しては、出身大学、性別、年齢は問いませんし、他の施設の小児科勤務の方や他の科で働いた後に小児科医を目指す方にもこれまで広く門戸を開いてきました。
また、小児科医としての診療レベルを高める上で大切となってくるsub-specialty(専門グループ)の選択は、1人ひとりの希望に応じて対応しています。後期研修中から大学院に入学することもでき(原則専攻医3年目から、入学時期は要相談)、個々のキャリア形成をフレキシブルに進めていくことが可能です。
また、忙しい中でもワーク・ライフ・バランスに配慮する体制を整えており、学会やセミナーも、お互い協力して参加できるようにしています。
見学・説明会
後期臨床研修の詳細はPDFファイル【令和6年度 小児科専門医プログラム】をご覧ください。