大学院・留学

大学院(医学研究科)への進学

学位取得のための制度

学位取得のための制度

併設されている大学院へ進学し、研究を行うことができます。大学院へ進学すると、4年間の博士課程の中で研究を進め、学位取得を目指すことになります。院内に所属して大学院生となることを基本としていますが、他院所属の上で、社会人大学院生となることも可能です。
当院では診療助手制度を用意しており、大学院生の間も給与支給、保険加入が受けられ、臨床と研究を両立できます。4年間のうち、少なくとも1年はベッドフリー期間が与えられ、院内もしくは留学先で研究に専念していただけます。研究内容は院内で行う臨床研究の他、基礎医学教室と協同で行っている基礎研究、他大学・病院と連携した研究まで幅広く展開。詳細は各専門グループのページをご覧ください。研究の進捗については、教室内はもちろんのこと、大学院全体としても細やかな指導が行われており、学位取得率は非常に高くなっています。

ライフスタイルに合わせたプランニング

ライフスタイルに合わせたプランニング

大学院への入学時期は個別のライフスタイルに合わせて自由に選べます。原則医師5年目(小児科所属3年目)からsub-specialtyを決めて入学し、専門医取得と学位取得を並行して目標とすることもできます。両立には努力を要しますが、日本小児科学会専門医の取得要件では論文掲載が必須となっているため、大学院生となり研究の方法を知り、論文作成を行うことは専門医を目指す上でもアドバンテージとなるでしょう。専修医の期間はsub-specialtyを決めずに、後期研修を終えてからsub-specialty研究グループを決めて入学することも可能です。子育てをしながら大学院に在籍している女性医師もいます。個々人の志向、状況に合わせながらも、学位取得という目標がしっかりと達成できるよう、各研究班とも研究内容・スケジュールを柔軟かつ綿密にプランニングするよう心がけています。
大学院生にならずに、研究・論文作成を進め、論文博士を目指す方法もあります。詳しくは本学大学院医学研究科のホームページをご参照ください。最高学府である大学院へ進学して研究手法を学び、学位取得を目指すことは、大学病院に所属して研修することの大きな意義です。ぜひ進学を検討してください。

くわしくはコチラ

国内・国外留学

当教室では国内・国外留学をするチャンスがあります。大学院生が大学院在籍中に研究を目的として行う留学の他、専門医取得の後、他院で研鑽を積み、院内へ還元することを目的とした臨床中心の留学、学位取得後に専門機関でさらなる研究を続けるための研究留学など、さまざまな道が用意されています。国外留学では大学同窓会などから奨学金を得ることも可能です。

今までの主な留学先

  • 国立成育医療研究センター(遺伝、感染症、新生児、内分泌、腫瘍)
  • 国立精神・神経研究センター(神経)
  • 東京女子医科大学病院(神経)
  • 東京都立小児総合医療センター(感染症)
  • 国立感染症研究所(感染症)
  • 新潟大学腎研究施設分子病態学分野(腎臓)
  • 国立病院機構相模原病院(アレルギー)
  • 国立循環器病研究センター(循環器)
  • 榊原記念病院(循環器)
  • 沖縄県立南部医療センター(循環器)
  • 埼玉医科大学国際医療センター(循環器)
  • 鹿児島市立病院(新生児)
  • 埼玉県立小児医療センター(腫瘍)
  • 神奈川県立こども医療センター(腫瘍、アレルギー)
  • 静岡県立こども病院(血液、腎臓)
  • The Hospital for Sick Children(循環器)
  • Children's Hospital of Michigan(神経)
  • The Children’s Hospital of Philadelphia(感染症)
  • The Scripps Research Institute(血液)

順不同